競馬の堅いレースを見極める方法!固いレースの選び方
出来るだけ堅いレースで勝負がしたいと考えている人も多いですよね。
競馬は、一攫千金を狙うだけではなくコツコツと勝ちを積み重ねて収支をプラスにする事が出来るギャンブルでもあります。
しかし、実際に堅いレースを探してみると意外と見付からないのが競馬です。
そこで今回の記事では、注目してほしい堅いレースの見極めポイントを紹介していきます。
堅いレースで1番重要なポイントは「レース選び」
競馬の堅いレースの見極めポイントで最も重要となるのが「レース選び」です。
競馬は、芝・ダート・距離・斤量等、様々な条件でレースが行われています。
荒れやすいレースもあれば、人気決着になりやすいレースも存在しています。
人気決着になったレースにはいくつかの共通点がありました。
基本は「定量戦」
様々な条件がある競馬のレースの中で最も人気決着となりやすいのが「定量戦」です。
ハンデ戦や別定戦と呼ばれるレースは、出走する馬の実力や実績に応じて背負う斤量の重さが決められています。
背負う斤量の重さの違いにより各馬の実力差がなくなる事から、ハンデ戦・別定戦は人気馬が負ける事も珍しくありません。
しかし、全ての馬が同じ重さの斤量を背負う定量戦は、斤量の重さに影響される事なく実力通りに強い馬が勝っています。
堅いレースを探している時は、斤量の重さに注目してみましょう。
レースの距離によって人気決着の確率が異なる
意外と知らない人も多くいますが、競馬はレースの距離によって荒れやすさが異なります。
レースの距離別に人気決着の割合を調べてみると一目瞭然でした。
1600m以下の短距離と2500m以上の長距離になると人気決着の割合が少し下がっています。
最も人気決着となる割合が高かったのが、2100~2400mの中距離で、1000~1300m以下の短距離と比べると人気決着の割合が1.5倍の差が出ています。
もちろん、中距離でもレースが荒れる事は珍しくありませんが、堅いレースの多くは中距離レースだという事を忘れないようにしてください。
1番人気のオッズから堅いレースを探す
各レースの1番人気のオッズで堅いレースを探すといった方法もあります。
調べてみると1番人気のオッズによって、人気決着になるかどうかに意外な差が生じていました。
ほぼ同じ条件のレースが2つあって迷っているという場合は、1番人気のオッズで決めるのも1つの方法です。
単勝1.4倍以下
勝率67%
連対率85%
複勝率90%
単勝1.5~1.9倍
勝率45%
連対率66%
複勝率78%
単勝2.0~2.9倍
勝率32%
連対率52%
複勝率65%
以上となります。
1番人気の単勝オッズが3倍を超えるレースは、堅いレースとは言い難いので今回は省きました。
上記を見て分かる通り、1番人気の馬の単勝オッズが1.4倍以下のレースはしっかりと1番人気の馬が勝利しています。
また、1着にならないケースでも、連対率が80%を越えているので単勝オッズが1.4倍以下の馬がいるレースは堅いレースだと言って良いのではないでしょうか。
馬場状態が良のレース以外は回避
堅いレースの条件として外す事が出来ないのが「馬場状態」です。
気にしていないという人も多い競馬の馬場状態ですが、レースに与える影響は意外と多いと言われています。
ガチガチの人気決着となったレースの多くは、馬場状態が「良」であるという共通点もありました。
一方、稍重や重、さらに不良と馬場状態が悪くなる連れて人気決着になる割合はしっかりと下がっています。
良とあまり違いがない稍重でも問題なのでは?と考えてしまいそうになりますが、少しでも堅いレースを探している時は馬場状態が良以外のレースは避けた方が無難です。
近年の競馬場のコースは、水捌けが改良されているので馬場状態がそこまで酷くなる事は滅多にありません。
しかし、JRAの公式ホームページで公開されている馬場状態が重と不良となっていたり、直前のレース映像で水溜まりが出来ている場合は、馬券購入を再検討し直してください。
堅いレースで効率良く勝つためには単勝馬券がおすすめ
今回の記事で紹介した条件を満たした堅いレースを見付けた時におすすめの馬券が「単勝」です。
堅いレースだからこそ3連単で勝負したのに、3着に人気の薄い馬が来て馬券が外れたという経験がある人も多いですよね。
せっかく見付けた堅いレースで馬券を外してしまうほど、悲しい事はありません。
堅いレースでしっかりと稼ぐためには、効率の良い馬券の買い方を覚えましょう。
無駄な馬券を省ける単勝1点買い
競馬は、的中率を上げるよりもどれだけ無駄な馬券(ハズレ馬券)を減らせるかが重要になるギャンブルです。
人気決着になる可能性が高く払戻オッズが低い堅いレースは、ハズレ馬券が増えるとそれだけで1レースで得られる利益がガクッと落ちてしまいます。
極端に言うと、堅いレースでは当たりの組み合わせ以外を買わない方が回収率が安定します。
そこで便利なのが「単勝」です。
上記でも解説した通り、1番人気の単勝オッズが1.4倍以下のレースは1番人気が67%で1着になります。
単純に計算しただけでも、3回に2回は単勝が当たる事になるので最も効率が良い馬券と言えるでしょう。
単勝1点買いとなるので、軍資金を1点に集められるので払戻オッズが低くても馬券が当たればそれなりの利益が得られるというのも単勝の魅力の1つです。
1番人気の払戻オッズが低すぎる場合は他の馬券の購入も検討
堅いレースになると、1番人気の単勝払戻オッズが1.0~1.1倍になる事も稀にあります。
払戻オッズが1.0倍や1.1倍まで下がってしまうと勝負して外した時のリスクの方が高くなります。
そのようなレースは、単勝以外の馬券を検討する事になります。
堅いレースで単勝に次ぐおすすめの馬券は「ワイド」と「馬単」です。
1~3着になる馬を2頭予想するワイドは、1頭を1番人気に固定してもう1頭を自由に選ぶ事が出来ます。
2番3番人気の馬を選んでも良いですが、3着以内に入りそうな4~8番人気を馬を選んで少し高めの配当を狙うといった買い方も出来ます。
堅実に馬券を当てたい時と少し高めの配当を狙いたい時で買い方を変えられるのがワイドの魅力です。
1番人気の単勝オッズが1.0~1.1倍だという事は、1番人気の馬が1着になる可能性がかなり高いという事です。
1着を1番人気1頭に固定出来る事から、馬単にも適したレースと言えるでしょう。
馬単になると人気の組み合わせでも払戻オッズが3倍を超えてくるので、2~3点の複数点数の購入が可能となります。
1番人気の単勝オッズが低すぎるレースは、無理に単勝で勝負するのではなく他の馬券の購入を検討してみてください。
単勝以外の馬券はトリガミに注意する
単勝1点買いであれば、何も気にする事なく1点に賭ける事が出来ます。
しかし、単勝以外の馬券を購入する時は、払戻金額が購入金額を下回る「トリガミ」に注意しなければいけません。
購入する買い目全てに同じ金額を賭けるのではなく、それぞれの買い目の払戻オッズによって賭ける金額を調整していきます。
どの買い目が的中しても必ずプラスになるように賭けていきましょう。
まとめ
競馬の堅いレースの見極めポイントで最も重要となるのが「レース選び」でした。
レースのグレードや出走する馬ではなく、各馬が背負う斤量に注目してください。
全ての馬が同じ重さの斤量を背負う定量戦が最も人気決着になる可能性が高くなっているからです。
また、堅いレースを見付けた時のために効率良く勝つための馬券の買い方も一緒に覚えておく事をおすすめします。