競艇で舟券を購入する時に、大切となるのが「軸選び」ですよね。
どの選手を軸に選ぶのかで、購入する舟券の組み合わせが大きく変わります。
しかし、意外と多くの人が軸選びで悩んでいます。
今回は、競艇のオーソドックスな選び方を紹介します。
基本は選手のランクとモーター連対率
競艇の軸選びで最もオーソドックスとなるのが「選手のランク」と「モーター連対率」の2つです。
ランクの高い選手や連対率の高いモーターは、やはり舟券に絡む事が多くなっています。
この2つを基本に、他の情報を加えて軸になる艇を探しているという人がほとんどです。
競艇初心者や軸選びに自信がない人は、まずは選手のランクとモーター連対率に注目しましょう。
選手のランク(階級)は必ずチェック
舟券購入の前の軸になる艇を決める時には、まず最初に「選手のランク(階級)」をチェックしましょう。
G1やSGになると出場している選手のランクはほぼ「A1」のみとなりますが、一般戦やG2・G3ではランクはバラバラです。
競艇の選手には「A1>A2>B1>B2」といったランクが存在します。
A級とB級には大きな差があり、さらに同じA級でもA1とA2にもそれなりの差があります。
最もランクの高いA1級は、全選手の約30%しかなる事が出来ず、単純に強いだけではなくフライングや転覆といった事故をしていない事も含まれます。
要するに「A1級が1着になる・舟券に絡む可能性が高い」という事です。
選手をどう比較すれば良いか分からない時は、ランクに注目してください。
同じランクは勝率で比較
同じレースにA1級の選手が2人出ている事も珍しくありません。
また、G1・SGではほぼ全員がトップランクのA1級です。
同じランクの選手が複数いるとランクだけでは軸を選ぶ事が出来ませんよね。
そんな時に注目したいのが「勝率」です。
競艇の出走表には、必ず「全国勝率」と「当地勝率」が記載されています。
勝率が高ければ高い程、強い選手だという事になります。
しかし、選手にもレース場に得意不得意があります。
全国勝率だけではなく、当地勝率の比較も忘れないように気を付けましょう。
モーター連対率も比較対象
どれだけ実力のある選手でも、素性の悪いモーターでは100%の力を発揮する事は出来ません。
A級選手の多くは、レースの技術だけではなくモーターやプロペラの調整力も高いと言えるでしょう。
なので、素性の悪いモーターでもA級選手であれば、ある程度舟券に絡む事は出来ます。
しかし、安心して1着に固定出来るかと言えばそうではありません。
実際に、素性の悪いモーターのA級選手と素性の良いモーターのB級選手がレースをするとB級選手が勝つ事も珍しくありません。
選手のランクだけではなく、モーターの良し悪しも確認しなければいけません。
モーターの良し悪しは、出走表に記載されている「モーター連対率」を見る事で大まかに知る事が出来ます。
2連対率と3連対率を記載している出走表がほとんどなので、どちらの連対率を参考にしても問題はありません。
しかし、3連対率は高いのに2連対率が著しく低いモーターは、問題がある可能性が高いので注意をしてください。
モーター連対率で軸選びをする場合は、出来れば「2連対率」を参考にするようにしましょう。
各レース場には、超抜・エースモーターと呼ばれるモーターが存在します。
超抜・エースモーターをゲットする事が出来れば、B級選手でも優勝出来る可能性がグンと上がります。
基本的には、2連対率が「40%」を超えると超抜・エースモーターと呼ばれます。
2連対率が「30~34%」で中堅モーター、「35~39%」で中堅上位や上位モーターと呼ぶ人が多いと言われています。
軸を決める時に、各選手のモーター連対率も必ずチェックしましょう。
B級選手が超抜・エースモーターを持っていると思わぬ美味しい舟券をゲット出来るかもしれません。
しかし、モーター連対率から軸を選ぶ時には注意点が2つあります。
1つ目が「モーター交換直後」です。
各レース場のモーターは、決められた期間で新品のモーターと交換されています。
交換された直後のモーターは、使用した選手の実力で大きく連対率が変動するのであまり信用する事が出来ません。
2つ目がモーターの「歴代使用者」です。
素性が悪いモーターでも、A1級のトップレーサーが数節間連続で使用すると連対率が急上昇します。
公式サイトで各モーターの過去使用者が確認出来るレース場も多いので、時間があれば歴代使用者も確認しましょう。
レース場や直前情報から軸を選ぶ
レース場の特徴や直前情報から軸を選ぶ人も多くいます。
上記2つから軸を決めている人も、基本的には選手のランクを見ています。
ここで紹介する軸の選び方は、「プラスαの要素」として参考にしてみてください。
選手のランクやモーター連対率に決め手がなかった、もう少し予想の精度を上げたいという人向けとなります。
レース場の特徴を活用
レース場によって、立地が異なりますよね。
さらに、同じ見える各レース場の競争水面ですが、実はコース幅等の細かな点が異なっています。
それだけ状況が違えば、レース場によって特徴も変わってきます。
各レース場の特徴に合わせて有利な艇を軸にするのも1つの方法です。
分かりやすいレース場で言えば、「大村競艇場」が挙げられます。
大村競艇場は、全24場の中で最もインコースが強いレース場として有名になっています。
実際のデータでも1コース1着率は全国1位で、約66%と3回に2回は1コースが1着となっています。
その情報を知っていれば、大村競艇場では1号艇を軸にすれば的中率が上がると簡単に判断出来ますよね。
各レース場の特徴を調べて、最も勝率の高い艇・コースを軸にするのも戦略の1つです。
展示航走・展示タイムから軸を選ぶ
出走表の情報と同様に重要視する人が多いのが「展示航走・展示タイム」です。
展示航走展では、各艇のスタート勘やスタート直後の伸びを確認したり、周回展示でターンの良し悪しを比較する事が出来ます。
また、展示航走が終わった後に発表される展示タイムも軸選びに活用する事が出来る情報です。
展示航走は、スタートタイミングが合っている、ターンがスムーズな選手を探します。
人によって比較方法は異なり、正解はないので自分だけの比較ポイントを見付けるといった楽しみ方もあります。
一方、展示タイムは「2周目バックストレッチ側の直線150mのタイム」です。
展示タイムが早い=伸びが良いという事になります。
競艇では、展示タイムが早い艇の方が舟券に絡みやすいとも言われています。
各艇の展示タイムでモーターの良し悪しの最終確認を行い軸になる艇を決めます。
また、展示タイムだけではなく、1周・回り足・直線タイムを発表しているレース場も多くあります。
全てのタイムで1番早い選手を有力選手となります。
出走表では得られない情報も多いので、軸選びで迷った時は展示航走や展示タイムに注目しましょう。
まとめ
以上が、競艇のオーソドックスな軸選びの基準です。
なかなか決める事の難しい競艇の軸ですが、選手のランクやモーター連対率に注目する事である程度絞り込む事が出来ます。
レース場の特徴や直前情報を駆使する事で、軸に出来る艇をさらに絞る事も可能です。
今回紹介した軸選びの基準は、特別な知識や経験は必要ありません。
軸選びに迷った時や自分だけの軸選び方法が見付かっていない人は、参考してみてください。
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